- はじめに
- DIR EN GREY『VESTIGE OF SCRATCHES』基本情報
- 開封!
- 『VESTIGE OF SCRATCHES』収録内容について
- 個人的な満足度・評価
- 『VESTIGE OF SCRATCHES』評価のまとめ
- おわりに
はじめに
Amazonきたあああああああ!!!!
待ってたぜェ!!この"瞬間"<とき>をよォ!!
開けろ開けろ開けろォォォーーーーッ!!!
⋯⋯⋯⋯や⋯⋯⋯⋯
やったぁぁぁああああああああ!!!!!!
やったー!!
やったー!!
やったー!!
やったー!!
『リステリン』だぁああああああああああ!!!!
歯を磨く前に口に含んで数十秒ゆすいだうえで改めて歯を磨くと超スッキリ!なリステリンだあぁぁぁあぁあぁあ!!!
やったー!!!これで毎日歯が健康だぁぁぁあああ!!!
⋯⋯ん?
⋯⋯ハッ!
なんだ⋯⋯この黒い立方体は⋯⋯。
DIR EN GREY『VESTIGE OF SCRATCHES』基本情報
『VESTIGE OF SCRATCHES』はDIR EN GREYにとって2作目のベストアルバムです。
1作目には『DECADE 1998-2002』と『DECADE 2003-2007』っていう同時発売のアルバムがあったんですけど、これはメンバーが全然監修してないらしいんですよね。
だから『DECADE』はリマスタリングこそされているもののシングルの寄せ集めといった感じで、過去アルバムを既に持っているファンにとっては改めて購入する意味が薄いものでした。
しかし!今回の『VESTIGE OF SCRATCHES』は一味違います。
DIR EN GREY結成20年という記念すべき機会にリリースされる作品であり、なんとメンバーが監修にがっつり加わってる!!
そしてそして人気の3曲を再録!!加えて一部の曲は新ミックス!!特典BD(DVD)付き!!収録された44曲はファン投票+メンバーの厳選で決定!!!うぉおおおお!!!
盛り沢山過ぎる!!!
特典BDには20年の歩みを振り返るドキュメンタリーが収録されていて、ただのシングル寄せ集めベストではなく「記念作品」的な感じに仕上がっています。
開封!
『VESTIGE OF SCRATCHES』のアートワーク、めっちゃかっこよくないですか?
大きさは普通のCDと同じくらいで奥行きが厚めの文庫本くらい。
DIR EN GREYの初回限定盤とかってちょっとサイズが大きくなったりすることが多いので、棚に入りやすい通常サイズは嬉しい!
裏側。
44曲も収録されてるのにこのスペースによく全部体裁良く載せられたなぁ⋯⋯。
開封していくぞっ⋯⋯!
おぉ⋯⋯!!
画像だとちょっと分かりづらいかもしれないんですけど、これジャケットにある立法体が『蒼い月』(MISSA)に照らされています。
綺麗ですねぇ。
歌詞が載っているブックレットはこんな感じ。
中身を載せることはできませんが、歌詞はとっても見やすくなっています。
(『THE MARROW OF A BONE』みたいなことにはなっていません。笑)
そして盤面はこんな感じ。
画像だと見切れてしまっているんですけど、左右にある「PUSH」部を押すと裏側にそれぞれ別のCD,BDが収納されていることが確認できます。
『VESTIGE OF SCRATCHES』収録内容について
CD3枚、BD(DVD)1枚からなる『VESTIGE OF SCRATCHES』の収録内容をざっくり説明すると、
DISC1: DIR EN GREY初期の楽曲
DISC2: 中期の楽曲
DISC3: 今の楽曲&過去のリメイク
って感じになっています。
そしてそれぞれのDISCの最後に一曲ずつ今回の目玉、再録曲が収録されています。
BD(DVD)に含まれている特典映像は「20年を振り返るドキュメンタリー」と「再録曲のMV3本」です。
今までにDIR EN GREYがリリースした楽曲の中でも有名な曲・人気な曲が厳選されていて、個人的にはかなり良い収録内容だと思いました。
活動時期によって音楽性を次々に変えて激しさを増し表現の幅を広げてきたDIR EN GREY。
きっと「時期によって楽曲の好みが人によってかなり別れる」と思うんですよね。
初期を特に好む人がいれば中期を好む人がいるでしょうし、また今が本当に一番好き!って思う人も多いと思います。
だから初めてDIR EN GREYを聴くアルバムとして勧める作品を選ぶのって凄く難しいと思うんですけど、これからは『VESTIGE OF SCRATCHES』があれば万事解決。
『VESTIGE OF SCRATCHES』を渡して、各時期のオススメ曲をそれぞれ教えて上げればいいのです。
個人的な満足度・評価
ここからは『VESTIGE OF SCRATCHES』の収録楽曲を全て聴いて、特典映像も見たうえでの個人的な感想などを書いていきます。
楽曲について
全曲リマスターは今回の目玉要素の1つでしたが、想像以上に音が良くなっていました。
特に『THE MARROW OF A BONE』『Withering to death.』収録曲の変化はとても大きく、「こんなに変わるのか!」と驚くほど。
元アルバムの音質も全体のまとまりを考えると悪くはないのですが、やはり一度良いものを聴いてしまうと戻れなくなってしまいますね。
収録楽曲のラインナップは概ね満足しているのですが、少し残念だった点がDISC3の「罪と規制」。
会場限定ver.とは違い、タイトルの通り「規制」が入りVo.が一部カットされています。
収録するなら会場限定ver.を入れてほしかったのですが、やはり一般に流通するうえでは難しいのでしょう⋯⋯。
『VESTIGE OF SCRATCHES』には収録されなかったシングルがいくつかありますが、曲数の制限と非シングルリリース曲にも良い楽曲が多いことを考えるとしょうがないですね。
再録曲について
再録曲の「腐海」「THE IIID EMPIRE」「Beautiful Dirt」については個人的に全てとっても満足しています。
どの楽曲もキレを増し、特に「THE IIID EMPIRE」「Beautiful Dirt」はVo.の迫力が段違い。
DIR EN GREYは本当に活動が長くなるにしたがって音楽性が丸くなるどころか過激になっていく稀有なバンドだな、と再認識しました。
過去アルバムを全て所有しているファンでもこの再録曲のためだけに購入するのは十分アリでしょう。
特典映像について
これが個人的に一番嬉しかったポイントです。
今回のようにCDに付属するDIR EN GREYの映像って大抵オマケ感が強いんですよ。
でも今回の映像は違います!
なんとドキュメンタリーでメンバーが素直に喋る喋る!!特に京!!
Vo.がこんなに素直に、明朗(?)に喋るのってかなり珍しいですよ。
再録曲だけでも購入する価値あるんですけど、めっちゃ喋るVo.も一見の価値ありです。
Toshiyaも普段は抽象的なことばかり言っていますが、今回はかなり分かりやすい。
というか過去の自分達の映像を見せられて若干恥ずかしそうにしているメンバーが面白いです。笑
値段について
僕はAmazonで初回生産限定盤を予約したんですが、定価7,344円のところなんと5,913円で購入することができました。
44曲収録なので一曲当たり134円ですよ。
おまけに特典映像もついてくるので再録曲込み・全曲リマスタリングでこの値段は正直破格だと思います。
今はAmazonだと在庫切れになっているようで、少し入荷に時間がかかるようです。
『VESTIGE OF SCRATCHES』評価のまとめ
それでは最後に5段階で各ポイントについて評価をまとめたいと思います。
楽曲のラインナップ: ★★★★☆
楽曲の音質改善度: ★★★★★
特典映像の満足度: ★★★★★
値段: ★★★★★
おわりに
少し発売から遅れてしまいましたがDIR EN GREY『VESTIGE OF SCRATCHES』のレビュー、いかがでしたでしょうか。
このベストアルバムから少しでも多くの新規ファンが増えていくといいな、と思います。