理系頭巾の知見

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僕が愛読しているダークなオススメ漫画13選 〜頭巾を構成する†暗黒†要素〜

はじめに

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

ウスー♪ 頭巾(@rikei_zukin)でっす!

今回の記事では僕が気に入っている「ちょっと暗い」漫画を紹介していきます

全体的に古い作品が多くなっていますが、どれも有名なので知っている人も多いかもしれませんね

「タイトルだけ知ってる!」という人はぜひこの機会に読んでみてください


夏も近づいてきて、暗くて怖い作品を楽しむ絶好の気温って感じです!

1. 『怪談人間時計 』作者: 徳南晴一郎

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

以前このブログでも紹介した、徳南晴一郎による怪作

www.rikei-zukin.com

元々カルト的な人気があった漫画で、かなり高額で取引されていた時期もあったようです

お話も奇妙ですが何よりインパクトがあるのは絵のタッチ

そして作者のことが気になって調べ始めれば、当分作者の世界から抜け出すことはできません

先天的な身体の病気を抱えている作者の鬱屈した世界観⋯⋯。この作品と作者の人生を追うだけでも一夏過ごせそうです

ちなみに作者の障害は自伝『孤客―哭壁者の自伝 』で紹介されています


POINT

世界観の独自性: ★★★★★
絵のインパクト: ★★★★★
ストーリーの魅力: ★★★☆☆
作品への没入度: ★★★★☆
独断偏見点数: 91/100点

2. 『デビルマン』作者: 永井豪

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

誰もが知る(?)永井豪の代表作『デビルマン』

僕は永井豪作品でまともに読んだことがあるものはこれだけなんですが、正直お腹いっぱいになってしまいました

とにかくページをめくる手が止まらない

異様なスピードで物語が展開していき、熱が下ることなく劇的な終盤を迎えます

途中で世界史シリーズみたいな謎短編が入るんですが、これは連載が終わったあとに描いた短編が時系列を無視して載っているものなんですね(3巻)

そこで唯一テンポが崩れますが、その後怒涛の展開がラストまで続くのでとにかく最後まで読んで欲しい作品

「悪魔人間-デビルマン-」という言葉の意味、作品の主張が鋭く突き刺さります

そういえば最近Netflixで新しいアニメが配信されましたね


POINT

世界観の独自性: ★★★★☆
絵のインパクト: ★★★★☆
ストーリーの魅力: ★★★★★
作品への没入度: ★★★★★
独断偏見点数: 93/100点

3. 『地獄変』作者: 日野日出志

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

ホラー漫画家・日野日出志さん自身がナレーターとなり家族を題材に描いた「地獄」

1年以上の創作期間を経て発売された本作は作者曰く「社会とか漫画界に対する最終通告」(『赤い蛇』収録「日野日出志、『赤い蛇』を語る」より)

狂気に満ちた世界と生理的に拒絶したくなる絵柄ですが、「一体どうしてこの作風が生まれたのだろう?」と思わずにはいられない1冊です

発狂した主人公が血を吐きながら雪の中でこの世の終わりを謳うシーンは必見です

ちなみに僕は旧版が実物でほしく、まんだらけまで行き1,800円で買った思い出があります


POINT

世界観の独自性: ★★★★★
絵のインパクト: ★★★★★
ストーリーの魅力: ★★★☆☆
作品への没入度: ★★★★★
独断偏見点数: 95/100点

4. 『赤い蛇』作者: 日野日出志

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

同じく日野日出志先生の有名作です

この『赤い蛇』と先ほど紹介した『地獄変』は、自身の宿命を描いた作品と言われています

『地獄変』が作者主導の物語であるのに対し、この『赤い蛇』では作者の人格を形成した周囲の環境にスポットが当てられている点が特徴ですね

『地獄変』に比べ表現の過激さは少しマイルドになっているものの、陰湿さやコマから感じる閉塞感には独特な恐怖を感じてしまいます

この夏は日野日出志ワールドにどっぷり漬かってみてはいかがでしょうか


POINT

世界観の独自性: ★★★★★
絵のインパクト: ★★★★★
ストーリーの魅力: ★★★☆☆
作品への没入度: ★★★★☆
独断偏見点数: 93/100点

5. 『ブラック・ジャック』作者: 手塚治虫

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

後期になるにつれ読者からの指摘、苦情が増し物語が勧善懲悪的にワンパターン化し手塚治虫自ら連載を終了させた『ブラック・ジャック』

あまり踏み込んだテーマを扱うことが出来なくなったことは残念ですが、それでも全巻において登場人物・ストーリーの魅力は衰えていませんし今でも「もっとBJを読みたいなぁ」と思ってしまいます

僕がオススメしたいのは名作揃いのBJの中でも特に「未収録作品」です

雑誌チャンピオンにしか掲載されなかったものや単行本の初版にしか掲載されていないものなど、BJには複数あまり日の目を浴びていない作品があるんですね

僕はいくつか揃えていますが、まだ未収録作品を全て手に入れられたわけではありません

それでも特にオススメなのは「沈む女」です

少年チャンピオン・コミックス4巻に収録されているこの話は公害がテーマとなっており、メッセージ性が強い作品です

BJの未収録作品についてはまとめられた記事が複数ネットにあるので、ぜひ検索してみてください


POINT

世界観の独自性: ★★★★☆
絵のインパクト: ★★☆☆☆
ストーリーの魅力: ★★★★★
作品への没入度: ★★★★★
独断偏見点数: 98/100点

6. 『火の鳥』作者: 手塚治虫

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

あまり「暗い」とか「ダーク」といった平易な言葉で扱いたくない手塚治虫未完の代表作

それでも僕が特に気に入っている「異形編」を初めて読んだ時に感じた恐怖たるや⋯⋯

中学生の頃に読んで、あまりの怖さに一度読み進めるのを止めてしまいましたね(笑

大学生になって改めて全巻購入し読み直したんですが、やっぱりこの作品の壮大な世界観、そしてそれを生み出す手塚治虫の才能にはただただ感服するばかり

それにしても大学に入ったら意外と読んだこと無い・読んだけど覚えてないって人が多くてびっくりしました

改めて1巻から読み直すと発見の多い全13巻です


POINT

世界観の独自性: ★★★★★
絵のインパクト: ★★☆☆☆
ストーリーの魅力: ★★★★★
作品への没入度: ★★★★★
独断偏見点数: 100/100点

7. 『奇子』作者: 手塚治虫

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

図書館に置けない手塚治虫の作品はいくつかありますが、『奇子』はその筆頭ですね

戦後の日本、自己保身とエゴに満ちた陰湿な一族

罪のない子供(奇子)は真っ先にそういった大人達の標的になり、望まれぬ存在⋯⋯地下の蔵へ閉じ込められてしまいます

おそらくその手のフェチズムを拗らせている人にとってはたまらない作品であり、一方でそんな俗的な評価では測ることのできない人間のエゴを剥き出しにした作品でもあり⋯⋯

『ブラック・ジャック』や『火の鳥』しか手塚治虫作品を読んだことがない人は、少しびっくりするかもしれません


POINT

世界観の独自性: ★★★★☆
絵のインパクト: ★★☆☆☆
ストーリーの魅力: ★★★★★
作品への没入度: ★★★★★
独断偏見点数: 95/100点

8. 『漂流教室』作者: 楳図かずお

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

ホラー漫画家楳図かずおの代表作『漂流教室』

小学校が突然まるっと謎の星に飛ばされてしまう⋯⋯そんな突拍子もない展開で小学生と教師を含む大人たちが混沌の中に叩き込まれます

生きるためには食べねばならぬ、生きるためには自身を守らねばならぬ⋯⋯繰り広げられるは謎の生物との闘争、そして人間そのものとの争い

この作品もまた人間のエゴが物語を構成する要素の一つになっています

結局1番怖い存在は人間なのか⋯⋯という帰着には、デビルマンと通ずるものがありますね


POINT

世界観の独自性: ★★★★★
絵のインパクト: ★★★★★
ストーリーの魅力: ★★★☆☆
作品への没入度: ★★★★★
独断偏見点数: 94/100点

9. 『人間失格』作者: 伊藤潤二,太宰治

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

以前記事にもしましたが、太宰治『人間失格』のコミカライズです

www.rikei-zukin.com

僕は基本的に小説の漫画化は最後まで読み通せることが少ないんですが、この作品だけは「小説には小説の、漫画には漫画の良さがあるなぁ」と思えましたね

希望のない人生と分かっていても、突然明かりが照らされるとそこに向かわずにはいられない⋯⋯また絶望すると分かっているのに

死にたいと思うのに自ら死ぬ勇気がないというのは、なんとも皮肉なものです(だからといって女を道連れにするのは⋯⋯


POINT

世界観の独自性: ★★★★☆
絵のインパクト: ★★★☆☆
ストーリーの魅力: ★★★★☆
作品への没入度: ★★★☆☆
独断偏見点数: 90/100点

10. 『富江』作者: 伊藤潤二

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

美しい女性「富江」は男を虜にし殺され、蘇る⋯⋯

富江は誰よりも美しく奔放な存在として描かれます

一体「富江」の正体はなんなのか⋯⋯それにしても美しい⋯⋯そう考えているといつの間にか富江の魅力から抜け出せなくなっています

それにしても伊藤潤二さんは本当に絵が上手ですよね

今年の夏ホラーは伊藤潤二作品にしようかな


POINT

世界観の独自性: ★★★★☆
絵のインパクト: ★★★☆☆
ストーリーの魅力: ★★★☆☆
作品への没入度: ★★★☆☆
独断偏見点数: 89/100点

11. 『パノラマ島綺譚』作者: 丸尾末広,江戸川乱歩

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

僕は江戸川乱歩が好きで、中学生の頃にかなり作品を読み込んでいました

陰湿な作品も多いですが、明智小五郎をメインにしたシリーズは少し明るいものが多いですよね

この『パノラマ島綺譚』もその一つで、小説を読んでいた中学生の僕の想像力をかなり刺激してくれました

先述したように基本的に小説のコミカライズにはあまり馴染めない僕ですが、丸尾末広先生の描写力で『パノラマ島綺譚』は漫画でしか表現できない華やかさをもって新生したんじゃないかなと思います

お話自体は小説と同じで新しい発見はありませんが、描かれている楽園はまさにパノラマ島そのもの

伊藤潤二作品同様、ページごとにひたすら見入ってしまいます


POINT

世界観の独自性: ★★★★☆
絵のインパクト: ★★★★☆
ストーリーの魅力: ★★★☆☆
作品への没入度: ★★★★☆
独断偏見点数: 90/100点

12. 『芋虫』作者: 丸尾末広,江戸川乱歩

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

『パノラマ島綺譚』と同じく江戸川乱歩×丸尾末広ワールドが最高です

パノラマ島綺譚よりも陰湿さを増し、醜い人間の性・倒錯した世界観を存分に味わえるコミカライズ

小説とは違った良さがあって本当によく出来た漫画版だと思います

それでもやはり、順番としては一度小説を読んでから漫画版に手を出すことをオススメします

戦後日本の退廃的な雰囲気、たまらないですね


POINT

世界観の独自性: ★★★★★
絵のインパクト: ★★★★☆
ストーリーの魅力: ★★★★☆
作品への没入度: ★★★★★
独断偏見点数: 94/100点

13. 『薔薇色ノ怪物』作者: 丸尾末広

"暗い ダーク 漫画 オススメ"

「これは何だ?」と思わずにはいられない倒錯・加虐・被虐趣味

アブノーマルな短編集のオンパレード。それでいて目を離さない魅力の一つはやはり丸尾末広先生の画力ですね

ただ描写するだけでは下劣な内容も、耽美で無駄のない線で描かれたコマ一つ一つの中で芸術性の高い要素として成立しています

昭和・戦後のレトロな雰囲気が好きな人は必読です


POINT

世界観の独自性: ★★★★☆
絵のインパクト: ★★★★☆
ストーリーの魅力: ★★★☆☆
作品への没入度: ★★★★☆
独断偏見点数: 88/100点

おわりに

暗い漫画って凡作はほんとに酷く読むに耐えないものばかりですが、秀作は一度心を掴まされると一生心に残る感じがありますね

それだけ扱っている題材が人間の本質を突いたものが多いということでしょうか

次は僕が好きな暗い小説をまとめた記事を書こうと思っています

それでは今回はこのへんで。さようなら。