理系頭巾の知見

なんちゃって理系の頭巾が知ったことや考えたことをまとめているブログです。

理系頭巾の知見

【書評】『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』が悩める現代人必読の良書だった

はじめに

"その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 書評 レビュー 感想"

どもども〜!頭巾@rikei_zukin)でっす!

最近アパートの近くで工事が始まってその音で起きることが多くなりました。元々寝すぎなので無問題

でも僕より工事現場の近くに住んでる人って日中家にいられないくらいの騒音だと思うんですよね。生活しているとこういった些細なことから人生を左右するようなものまで色んな悩みがついて回るものです

そんな現代人に向けた本が今回紹介する『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』

この本では「このまま人生やっていけるのか」「自分の顔がブサイクすぎてつらい。。。」といった人が生きているうえで必ず抱える25の悩み、そしてそれを解決する哲学者の言葉、著作を紹介しています

時代が変わっても人の悩みはおよそ変わりなく、過去の賢人が一般解を導出済みなんですね

今の生活にどこか不安がある、自分に対して自身が持てない⋯⋯。そういった人にオススメです!

『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』 の内容

この本では次の25の悩みが取り扱われています

■仕事
「将来、食べていけるか不安」
「忙しい。時間がない」
「お金持ちになりたい」
「やりたいことはあるが、行動に移す勇気がない」
「会社を辞めたいが辞められない」
■自意識・劣等感
「緊張してしまう」
「自分の顔が醜い」
「思い出したくない過去をフラッシュバックする」
「自分を他人と比べて落ちこんでしまう」
「他人から認められたい。チヤホヤされたい」
「ダイエットが続かない」
「常に漠然とした不安に襲われている」
「人の目が気になる」
■人間関係
「友人から下に見られている」
「嫌いな上司がいる。上司とうまくいっていない」
「家族が憎い」
■恋愛・結婚
「恋人や妻(夫)とけんかが絶えない」
「不倫がやめられない」
「大切な人を失った」
■人生
「やりたいことがない。毎日が楽しくない」
「人生の選択に迫られている」
「夜、孤独を感じる」
■死・病気
「死ぬのが怖い」
「人生がつらい」
「重い病気にかかっている」

ほとんどが一度は抱えたことのある悩みばかりでなんだか暗くなってきますが大丈夫

この本ではそれぞれの悩みに対して哲学者がバッチリ解答してくれています

また本書は発売日が2018年5月とかなり最近な点がポイントです。SNSが普及した情報化社会にいる現代人に向けて悩みを解決する手段が説明されているんですね

構成

『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』は次のような構成で25の悩みを取り扱っています

"その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 書評 レビュー 感想"

まず悩みを提示して、その悩みを解決した哲学者の紹介

そこからその哲学者の生涯や現代社会を生きる人が哲学者の言葉をどのように解釈して悩みを昇華していくか、ということが説明されます

ひとつの悩みに対してこの解説がおよそ5ページほどあります

"その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 書評 レビュー 感想"

そして最後に改めて悩みを解決する考え方を提示し、より詳しくその哲学者の考えについて知りたい場合に読むべき著書の紹介

個人的に気に入っている点は最後の著書紹介です

これは本文中で「推薦図書」とされているだけあり、その悩みに即しなおかつ読みやすい本が紹介されています

僕は『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』をきっかけに読んでみたい哲学書がかなり増えました

『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』を読んで印象的だったこと

"その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 書評 レビュー 感想"

僕が印象に残った悩みは「会社を辞めたいが辞められない」でした

まだ学生なので読んでもあまり自分のためになるような解決策ではないかな?と思っていたのですが、自分が最近抱えていたどこか納得できない気持ちを解消してくれました

この悩みを解決しているのはジル・ドゥルーズというフランスの哲学者

彼は「逃走の線を引け」とその解決策を示しています

これは一体どういうことかというと、会社に属していても時間を上手く使って会社以外のコミュニティーに属し、いつでも逃げるための場所(逃走の線)を用意することはできる、それがあれば今感じている息苦しさも楽になるだろう...ということです

会社に所属していても、やりようによってはいくらでも会社外の活動をすることができる

これは大学においても同じことが言えます

僕の周りにも突然休学や中退をして、取ってつけたような理由で海外に謎のインターンやボランティアに行く人がいます

別にその人達の行動が悪いとは思いませんが、僕にはどうしても学問に躓いたことからの逃避にしか見えず、また休学や中退をしてまでする意味があるとは思えないんですよね

大学に在学し続けてストレートに卒業しても、その間にやれることは沢山あります

どうして大学がつらくなったからといって即座にその場から離れてしまうのか、本当にその活動は休学や中退をしてまでやる価値のあることなのか...そんな風に感じていた最近のモヤモヤも、昔の哲学者は言語化してくれていました

まとめ

今回の記事をまとめるとこんな感じです

『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』は

・現代社会を生きる人の多くが一度は抱える25の悩みを解決
・各哲学者の推薦図書の紹介つき
・シンプルな構成で文章が読みやすい

といった特徴があります。多くの人にオススメできる良書です!

POINT

タイトル: 『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』
著者: 小林 昌平
ソフトカバー: 1,674円
Kindle版: 837円
読み応え: ★★★★☆
内容の充実度: ★★★★★


この本の推薦図書を通して、色々な哲学書へ読書の幅が広がりそうです!

おわりに

"その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 書評 レビュー 感想"

↑最近の愛読書です。『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』と併せて毎日読んでいます

www.rikei-zukin.com

最近は寝る前に上の2冊と手頃な小説、それと適当な専門書を読む生活を送っています

それぞれページ数で読む量を決めているのでそこまで時間はとりませんし、寝る前に読むとなんだか記憶に残るようで1日の締めくくりにぴったりです

またAmazonで検索したら上の2冊ともがベストセラー扱いになっていました

"その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 書評 レビュー 感想"

ネットで手軽に多くの情報が手に入るようになった現代こそ、こういった本で得られる知識を大切にしたいですね

それでは今回はこのへんで。さようなら。